#3 逃げるにも、まず休む力を。

ようこそ、喫茶モヤモヤへ。
ここは、私が仕事や人生の中で抱えたモヤモヤを、コーヒーに混ぜるみたいに言葉にして置いていく場所です。
今日も少しだけ、胸の内を。

連休明け、明日からまた仕事。
そんなことを考えると、あー、行きたくないなぁ。
そろそろ今の仕事、職場から、どっか他のところに転職でも……とか、
もういっそ仕事やめたいなぁ、とか。
とりあえず、この毎日から逃げたいなぁ。

そんなことを思っているあなたへ。
私は、あなたと同じ側の人間です。
何かに立ち向かおうとか、前向きに頑張ろうという話ではありません。

私は社会に出てから、正社員として働き、何度も転職を繰り返してきました。
アルバイトも含めると、両手では足りないくらい。
それだけ、今の環境から逃げたいと思って、やめる決心をしてきました。

良かったと思うこともあれば、続けていても良かったかなと思うこともあります。
そして、繰り返すうちに気づいたことがあります。
それは、「逃げてもいいけど、まず休もう」ということです。

「やめないで考え方を変えた方がいい」と言われることもありますが、
そもそも、考え方を変えられるほどの余裕がないから苦しいんですよね。
環境がしんどい時、自分がもうダメだって心が折れている時って、
思考の柔軟さなんてどこかに消えて、もう暗闇のど真ん中にいます。

これはもう仕事を辞めるしかない。
じゃないと、この苦しさから逃れられない。
──そんなふうに思い詰める時期、私にもありました。

でも不思議なもので、少し休むだけで変わることもあります。
私はその時、ベッドの中で漫画をひたすら読んでいました。
テレビも動画も見たくなくて、ただ心にしみる物語を読み続けた。
食べて、飲んで、寝て、起きて、また読む。
何日かそんな時間を過ごしていたら、少しずつ体が軽くなって、
頭の中のぐちゃぐちゃが整理されて、
「あれ、意外とまだいけるかも」と思える瞬間がやってきました。

そうなったら、また少し考えればいい。
どう続けるか、どう逃げるかは、それからでも遅くありません。
まずは、回復すること。
これが、いちばん大事だと思います。

そして、時には「逃げ方を工夫するより、環境を壊した方が早い」
──そんな意見もあるかもしれません。
それも正解の一つです。
どう続けるかを考えるのは大事だけど、
理不尽な職場やハラスメントのような環境に、
「順応しよう」「もう少し頑張ろう」とするのは、むしろ危険です。
耐えながら工夫するうちに、自分を削ってしまうこともある。
だから、逃げる勇気が正解の時も、確かにあると思います。

そしてもうひとつ。
逃げても続けても、自分を責めないでほしい。
私はこれまで、相談もせずに一人で決めてきました。
「自分のことは自分で決めなきゃ」と思っていたからです。
でも、もう少し誰かに話していたら、
違う選択肢を見つけられたかもしれないな、と思うこともあります。
それを「後悔」と言うよりは、「もったいなかったな」という感じです。

過去の自分は、その時できる精一杯をやっていた。
だから、あの頃の自分を責める必要なんてありません。
逃げることも、立ち止まることも、すべては「生き延びるための選択」なんだと思います。

どんな選択をしても、またやり直せる。
ちゃんと心と体を休ませれば、人は何度でも回復できる。
少しコーヒーを飲んで、一息ついて、
また明日を迎えればいいんです。

焦らくていい。
今は休めばいい。ここはそういう所です。