著者:門井 慶喜
出版社:講談社
出版社:講談社

こんな人におすすめ
宮沢賢治に興味がある人。
そして、父として悩む人、息子としての想いを抱える人に。
読んだきっかけ
どこかで「面白い」と話題になっていたのを覚えていて、映画化されていると知り、キャストを見た瞬間「これは読まねば」と手に取りました。
どこに何を感じたか?
父と息子、どちらの視点も経験してきたからこそ、両方の気持ちが刺さった。
語彙力が足りない…と思うくらい、心を揺さぶられる場面が多かった。
父としての重圧と、不器用な愛情。息子としての期待と葛藤。
結局、人ってどこまでも「自分の想い」で動いてしまう。そこにある“歯がゆさ”が、自分自身の人生ともリンクして、強く共感した。
どんな本だった?誰かに伝えるなら
これは“父と息子”の教科書。
特に「父親専用の育児本」と言いたいくらい。
読み終えたとき、親子関係や人生観をちょっと見直したくなる。そんな本。
自分に何をもたらしてくれた?
父としても、息子としても。
この本を通して一度立ち止まり、関係性を客観的に見ることができた。
男同士の親子関係って、素直になれない部分も多いからこそ、この本を心の道しるべにしたいと思った。
次に読むなら
同じ作者の『札幌誕生』が気になっています。
自分にとってなじみのある土地が舞台なので、物語がより身近に感じられそうです。