――“やさしさ”を続けられないのは、ダメなことじゃない。
出版社:サンマーク出版

妄想書店より
妄想書店の“心を整える棚”に置きたい一冊。 「人にやさしくしたいのにできない」――その葛藤をやさしく解いてくれる本です。 読んでいるうちに、自分の中の“やさしさの限界”が悪いことではなく、 人として自然なことなのだと気づかせてくれます。
読んだきっかけ
タイトルに強く惹かれました。 子どもにやさしくしたいのに、どうしてもやさしくなれないときがある。 そんな自分を変えたいと思っていたタイミングで、新聞の広告を見て、 「これは今の自分に必要な本だ」と感じてすぐに購入しました。
どこに何を感じたか?
そもそも“やさしい”というのは続かないものだということ。 その気づきが、この本の核心でした。 やさしさは自己犠牲の上に成り立つことが多く、 心に余裕がないときには自然に出てこない。 だからこそ、続かないのです。 著者が挙げる例のひとつに「震災時の炊き出し」がありました。 最初は多くの人が善意で集まるけれど、 それが永遠には続かない――まさに“やさしさ”の仕組みそのもの。 この事実を知るだけで、少し救われるような気がしました。
どんな本だった?誰かに伝えるなら
“やさしさとは何か”を理解できる本です。 「やさしい人であること」が当たり前だと思い込んでいる人こそ読んでほしい。 やさしさは自然発生するものではなく、 エネルギーと余裕が必要な“尊い行為”なのだと気づかされます。 だからこそ、やさしくできるときの自分を誇りに思っていい。 やさしさが続かないことを責めず、 “今できている自分”を大切にしてほしいと思いました。
自分に何をもたらしてくれた?
「やさしいが続かないことへの後ろめたさ」が減りました。 そして、気持ちが楽になった。 やさしくなれないときに「今は余裕がないんだな」と思えるだけで、 心がずいぶんと軽くなることを教えてくれました。 この本は、やさしくできない自分に優しくなれる本です。
こんな人におすすめ
家族や周りにやさしくしたいのにうまくできない人、 「やさしさが足りない」と自分を責めてしまう人におすすめです。
妄想書店コメント
やさしさは“湧き水”のようなもの。 心が乾いているときは流れが止まるけれど、 また雨が降れば自然と満ちてくる。 無理に出そうとせず、自分の心を潤すことから始めてみよう。
次に読むなら
- 『がんばらなくても死なない』──自分に優しくする勇気をくれる本
- 『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』──心の余裕を取り戻すきっかけに
- 『やめる時間術』──“頑張りすぎ”を手放したい人へ


