作者:山崎 元
出版社 : 朝日新聞出版
出版社 : 朝日新聞出版
お金にまつわる価値観は、人それぞれ。
でも「その人がどう生きたか」で、言葉の重みは変わる。
山崎元さんが“本当に伝えたかったこと”を知りたくて、読んでみました。

こんな人におすすめ
お金、保険、投資に興味がある人。
そして、残された時間をどう過ごすかに関心のある人。
読んだきっかけ
著者の本を過去に読んだことがあり、「がん保険はいらない」という主張が印象的だった。
その著者が実際にがんと診断され、人生の終盤をどう生きたのか知りたくて手に取った。
どこに何を感じたか?
がんと向き合う著者の姿が、あくまで「らしく」書かれていて、読む側にも静かな勇気をくれる本だった。
特に印象的だったのは、お金の“増やし方”ではなく、“使い方”についての言及。
投資の専門家であっても、最期には「誰と、どう時間を過ごすか」がテーマになる。
そのことを、納得感のある言葉で教えてくれた。
どんな本だった?誰かに伝えるなら
保険やお金の使い方に不安や迷いがある人に読んでほしい。
保険は「安心」を買うものだが、その“安心”とは何か?をあらためて考え直させてくれる。
単なる金融本ではなく、「人生とお金の本質」に触れる一冊。
自分に何をもたらしてくれた?
著者も、最期には「家族のこと」「何が残せるか」を考えていた。
その姿に触れ、自分自身も人生の価値観を見直したくなった。
お金を増やすことに注目しがちだけど、「どう使い、誰と過ごすか」も同じくらい大事。
読後、自分も“人生のモットー”を作ってみた。それくらい考えさせられる本だった。